ROMの領域分割と使用領域
65/68系のXENESIS SBCに搭載されているROMの容量は64KBですが、独立した16KBの4つの区画に分け、そのうちの1区画だけをJP2でジャンパで選択して利用するように設計されています。
どの区画に書かれたソフトウェアを利用するかはJP2にショートピンを付けて選択します。
区画 | ROM0 | ROM1 | 付属ROMのモニタ |
区画1 | オープン | オープン | Universal Monitor (IO-C) |
区画2 | ショート | オープン | Universal Monitor (IO-E) |
区画3 | オープン | ショート | 出荷時には未使用 |
区画4 | ショート | ショート | 出荷時には未使用 |
JP2によって選択されたROMの各区画が、MPUから見えるアドレス(ここではROMアドレスに対比してシステムアドレスと呼びます)にどのように割り当てられるかを「JP2 区画切替」に示します。
ご自身でROMにプログラムやデータを書き込む際には、「JP2 区画切替」の4つの区画のどれに書き込むかを決め、その領域の先頭部分をシステムアドレス$C000とみなして書き込みを行なうようにしてください。
ただし、各領域の最初の4Kバイトの$C000〜$CFFFは、どのアドレスマップ構成でもMPUから参照されることはありません。
ROM構成でROM領域の設定が12KBの場合には、最初の4KBを除く残りの12KBの領域がMPUによって使用され、STD, RAM構成の場合には、最終領域の4KBの領域のみが6502によって使用されます。
区画 | ROMアドレス | システムアドレス | 付属ROMのモニタ |
区画1 | $0000-$3FFF | $C000-$CFFF $D000-$FFFF $F000-$FFFF | 未使用 ROM構成のみで使用 全ての構成で使用 |
区画2 | $4000-$7FFF | $C000-$CFFF $D000-$FFFF $F000-$FFFF | 未使用 ROM構成のみで使用 全ての構成で使用 |
区画3 | $8000-$BFFF | $C000-$CFFF $D000-$FFFF $F000-$FFFF | 未使用 ROM構成のみで使用 全ての構成で使用 |
区画4 | $C000-$FFFF | $C000-$CFFF $D000-$FFFF $F000-$FFFF | 未使用 ROM構成のみで使用 全ての構成で使用 |